「TSIが店舗にIoT導入 映像解析で販売効率アップ」という記事がWWD JAPAM.comで紹介されています。
詳しくは(画像はこちらから引用しています):https://www.wwdjapan.com/285921
同社のようにリテイルネクストのIoTソリューションを導入することによって、店内の顧客行動について詳細なデータ解析を行うことができるようになる利点について、日本の企業でも気づき始めています。私はこのような屋内測位技術/システムは、ウェブサイトを構築する際にGoogle Analytics等ウェブ解析ツールを導入するのと同じように、店舗経営をされている方にとっては当然導入すべきツールになっていくと信じています。
特に不況がつづくアパレル業界においては、同種のツールは売上アップのための大きな力となります。
これまでのPOSデータ分析では、「売れなかった商品、時間、スタッフ配置」などは記録がされていません。POSデータにデモグラフィック情報を追加し、売上と購入者のおおよその年齢や性別を記録している企業はありますが、店内にふらっと立ち寄って、いくつかの商品の前に滞在、あるいは試着をして結局買わなかったというケース(販売全体の8割にものぼると言われています)では、これまで分析をするためのデータが存在せず、なぜ売れなかったのかというとても重要な課題に、経営者や現場スタッフの主観的な考えや勘に頼るしかなかったのです。
リテールネクストを導入することで今後は科学的な根拠に基づいてしっかりと対策を打つことができるようになります。しかもスタッフの負担を増やすことなく、むしろスタッフの能力を最大限引き延ばしながら対策を打つことができるようになります。